平成30年11月29日付NHK

中学生自殺問題で調査部会初会合

東京・八王子市の中学2年の女子生徒が自殺した問題で、専門家で作る調査部会が初めての会合を開き、以前、部活動で起きたいじめについて聞き取りを行うなどして、自殺との因果関係の有無を調べる方針を確認しました。 東京・八王子市の中学2年生だった永石陽菜さん(13)はことし8月、電車にはねられて死亡し、現場の状況から自殺とみられています。 1年生のとき、同じ部活動の生徒からいじめを受けていたことがわかり、市の教育委員会は詳しい経緯を調べるため、弁護士など専門家による調査部会を設置していました。 28日夜は、調査部会の初めての会合が開かれ、今後、ほかの生徒や教員に聞き取りを行って、いじめの詳しい内容や自殺との因果関係の有無などを調べる方針を確認しました。 また、永石さんや保護者から相談を受けていながら、当初「いじめはなかった」としていた学校側の対応についても調査対象とすることになりました。 調査部会の部会長を務める松浦信平弁護士は「遺族の気持ちに寄り添いながら、何が起きたのかということをしっかりと明らかにしたうえで、今後に生かすべき教訓を見つけていきたい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181129/0021922.html

 

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平成30年11月15日付東京新聞

八王子・中2自殺「今回は防げたはず…」 いじめ被害者の会、市教委に申し入れ

八王子市内の中学二年生永石陽菜さん=当時(13)=が今年八月、自殺を図り死亡した後に市教委がいじめがあったと認めたことを受け、全国いじめ被害者の会は十四日、「今回のケースは未然に防げた」として、いじめをしない生徒を育てる学校教育の改善など求める申し入れ書を同市教委に提出した。 (萩原誠)

この日、一九九六年にいじめによる自殺で四男を亡くした全国いじめ被害者の会会長の大沢秀明さん(74)と妻の園子さん(74)が市教委を訪れ、設楽恵学校教育部長らに申し入れ書を手渡した。

申し入れ後、大沢さんは「学校は性行不良の生徒に出席停止の措置をするなど更生のために導き、いじめをしない生徒を育てるべきだ。そうすれば今回のいじめは防げた」と指摘。その上で「いじめがあれば加害者を更生に導く教育を肝に銘じ、学校と教育委員会は出直すべきだ」と訴えた。

市教委などによると、陽菜さんは昨年八月、家族旅行で部活を休んだことを上級生に会員制交流サイト(SNS)で非難されるなどし、学校に登校できない状態になった。

学校側は、上級生が陽菜さんに謝罪したとしていじめとせず、トラブルは解決したとした。その後も不登校状態が続き、今年四月に市内の別の中学に転校。転校後も不登校が続き、陽菜さんは同年八月下旬、市内の駅で電車に接触、二週間後に死亡。事故後の調査を経て市教委がいじめがあったと認識した。

 

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平成30年11月8日付NHK首都圏ニュース 

女子中学生両親「事実明らかに」

東京・八王子市の中学2年の女子生徒がいじめが原因で自殺した可能性がある問題で、生徒の両親がNHKの取材に応じ、今月にも設置される第三者委員会の調査について

「きちんと事実を明らかにしてほしい」と訴えました。 ことし8月、東京・八王子市で市内に住む中学2年の永石陽菜さん(13)が電車にはねられてその後、死亡しました。 永石さんは、去年の夏、家族旅行で部活動を休んだことについて、SNSで上級生から非難されたことをきっかけに不登校になっていました。 市の教育委員会は、いじめが原因で自殺した可能性があるとして7日、臨時の教育委員会議を開き、出席した委員に今月中に有識者による第三者委員会を設置して学校の対応の問題点などについて出席した委員に調査を始める考えを伝えました。 一方この問題について、亡くなった陽菜さんの父親の洋さん(57)と母親の幸子さん(47)が、NHKの取材に応じました。 このなかで両親は、「部活動でのいじめが原因で不登校になったあとに何度か学校に相談に出向いたが、真剣に取り合ってもらえなかった」と、学校の対応を批判しました。 両親によりますと、陽菜さんが残した手紙には、「部活で仲良くしていた子に無視され悲しかった」などと同級生との人間関係に悩んでいたことをうかがわせる内容が書かれていたほか、携帯電話には、亡くなる数か月前にも「消えろ」などとメッセージが送られていたということです。 第三者委員会の調査について両親は、「これまでの学校の対応には怒りを通り越してあきれている。きちんと事実は事実として明らかにしてもらいたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181107/0021043.html

 

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平成30年11月7日付朝日新聞

「SNSでいじめ、不登校に」八王子中2死亡、両親語る

東京都八王子市の市立中学2年の女子生徒が8月に自殺を図って半月後に死亡した事案があり、両親は6日、朝日新聞の取材に応じ、部活動をめぐる「SNS上のいじめで学校に行けなくなったことが原因」と訴えた。市教育委員会は、いじめと認め、第三者委員会で自殺との因果関係を調べる方針を示した。

父の永石洋さん(57)と母の幸子さん(47)によると、亡くなった長女の陽菜(ひな)さん(当時13)は昨年8月、家族旅行のため部活動を休んだことを先輩からSNS上で非難された。

その後、不登校となった。学校に相談したが、「当校に悪い子はいない」などと言われ、転校を促された。今春に市内の別の学校に転校してからも不登校が続いたという。

陽菜さんは両親に残した手書きの手紙で、不登校になった理由は、元の学校の部活動だったとし、SNSで悪く言われたことや、先輩ともめたときに助けてくれる人がいなかったことを記した。転校後も不登校だったことについて「ごめんなさい」とわび、「もっと不登校にやさしい世界だったらな」「学校にいかなきゃダメかな」などとつづっていた。

市教委の設楽恵学校教育部長は記者会見で、部活動のトラブルで不登校となり、転校に至ったのは「法の定義でいういじめ」に当たるとの認識を示した。陽菜さんの死亡については、「後悔と痛恨の極み」と語った。部活動をめぐる問題については、学校側が先輩に直接謝罪させるなど、指導で解決したとの認識だったとした。転校先の学校では、不登校状態が

続いていたため、「ほとんど人間関係がなく、いじめの可能性は無かった」との見方を示した。

市教委は7日の定例委員会で第三者委員会の設置を決める予定だ。学識経験者や弁護士、警察などで構成する方針という。

両親は、学校側が当初、問題が解決したと判断したことについて、「解決したなら陽菜は学校に行っていたはず。何をもって解決したというのか」と疑問を投げかけ、「事実を解明し、第2、第3の陽菜を出さないようにしてほしい」と訴えた。(佐藤純)

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平成30年11月6日付朝日新聞東京本社版夕刊

「部活でいじめ」学校が報告 自殺図り八王子の中2死亡

東京都八王子市で市立中学2年の女子生徒が今年8月に自殺を図って、9月に死亡し、学校が市教育委員会に女子生徒について「部活動でいじめがあった」と報告していたことがわかった。朝日新聞の取材に校長が説明した。市教委は第三者委員会を設置し、いじめと自殺の因果関係について調べる方針だ。

校長によると、生徒は昨年8月、家族旅行のために部活動を休んだとして、上級生から携帯電話の無料通信アプリ「LINE(ライン)」でとがめられた。昨年9月に入って生徒は学校を休みがちになった。

両親と生徒が学校にこうした経緯を説明。部の顧問は上級生に事情を聴いた。学校側は昨年10月に2人を直接会わせて話し合わせようとしたが、生徒が「謝ってもらったので大丈夫です」と言い、上級生も謝ったと認めたため、問題は解決したと判断したという。

生徒はその後も不登校が続き、今年4月に別の学校に転校したが、転校先でも学校に通えなかったという。元の学校に生徒の親から自殺したと連絡があり、学校側は「いじめがあった。重大事態と認識した」という。

校長が生徒の両親に見せられた両親あての遺書には、部活動での「トラブル」という言葉や「まわりが助けてくれなかった」「学校に行きたかった」という趣旨の文章が書かれていたという。

校長は「非常に重く受け止めている。自殺をはかった原因については、第三者委員会にきちんと調べてもらいたい」と話した。

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