平成30年11月21日付NHK新潟放送局

自殺発生2年 高校で全校集会

新潟工業高校1年の男子生徒がいじめを受けて自殺してから21日で2年となり、高校で21日、全校集会が開かれました。 いじめを受けていた新潟工業高校1年の男子生徒は、2年前の11月21日の早朝、自宅近くで列車にはねられて亡くなりました。 高校では21日午後、全校集会が開かれ、全員で黙とうをして、亡くなった生徒を悼むとともにいじめの根絶を誓いました。 集会のあと、取材に応じた※シモ鳥孝幸校長は「われわれ教員が生徒の命を守れなかったことは、私自身は悔しい思いだ。生徒にはいじめが決してあってはいけないことだと話をした。そして同時に学校はしっかりと生徒を守る、命を守ると話をした」と述べました。 この自殺をめぐっては、先週、県教育委員会が、学校の対応が不十分だったとして、当時の学級担任ら4人を減給の懲戒処分としたほか、すでに退職した当時の校長に対し、減給に相当する金額を自主返納するよう求める決定をしました。 ※「シモ」は、「霜」の下の「相」の「目」の部分が「官」のうかんむりがないもの。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181121/1030005860.html

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平成30年11月15日付朝日新聞

新潟高1自殺で教諭ら処分 相談を3回受けたが対応怠る

学校にいじめの相談をしていた新潟市内の県立高校1年の男子生徒(当時15)が2016年11月に自殺した問題で、新潟県教育委員会は14日、生徒の担任だった30代男性教諭ら4人を減給の懲戒処分にしたと発表した。担任は減給10分の1(3カ月)で、すでに定年退職した当時の校長も減給3カ月相当と判断し、減給分の寄付を要請した。

減給処分はほかに当時の教頭と副校長と生徒指導副部長。当時生徒指導部長だった40代の男性教諭ら2人を口頭訓戒処分、遺族への対応が不十分で管理監督責任があったなどの理由で教育長ら当時の県教委側の4人も文書訓戒や厳重注意の処分とした。

県教委は担任の処分理由について、生徒から3回相談を受けていたのに調査が不十分で、管理職に報告を怠ったなどとした。第三者委員会は今年9月、生徒へのいじめがあったと認定し、担任や学校の対応が自殺に影響を与えたと指摘した。

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平成30年10月9日NHK

いじめ自殺 責任取るよう求める遺族に元校長「仕事続ける」

おととし新潟県で学校にいじめを相談していた男子高校生が自殺した問題で、当時の校長が遺族に学校の不適切な対応を謝罪しました。

おととし新潟県立新潟工業高校1年の男子生徒が自殺し、県教育委員会の第三者委員会は、自殺の根本的原因が学校の対応にあるとする報告書をまとめ、学校が開くべきだったいじめに対応する委員会を校長が招集しなかった、などと指摘しています。 これを受けて当時の校長が8日、遺族の自宅を訪れ、仏壇に手を合わせたあと、父親の佐々木正さんに「学校の体制の甘さが招いた結果について深く反省しました」と謝罪しました。 これに対し佐々木さんは「息子の自殺にも苦しめられ、学校側の態度にも苦しめられた」と訴え、元校長に学校の不適切な対応に対する責任を取るよう求めました。 謝罪のあと元校長はいじめに対応する委員会を開かなかったことについて「自殺した生徒がもうこれでいいと言ったのでそのままにしていた」と話しました。 また自身の責任については、現在大学で教員を養成している立場から「再発防止にできることを今の仕事でやっていきたい」と話しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181009/k10011663881000.html

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平成30年9月12日付朝日新聞

新潟・高1いじめ自殺「担任の対応影響」第三者委が結論

2016年11月、学校にいじめの相談をしていた新潟市内の県立高校1年の男子生徒(当時15)が自殺した問題で、新潟県教育委員会の第三者委員会は11日、調査報告書を県教委に提出した。いじめがあったと認定し、担任教諭や学校の対応が自殺に影響を与えたと指摘した。

報告書によると、男子生徒は16年9月以降、一部の生徒から不愉快なあだ名で呼ばれるようになった。同年11月にかけて、あだ名に関係する合成画像がLINEに投稿されたり、悪口を言われたりした。

男子生徒は10月末から11月中旬までに担任教諭に3回、いじめについて相談をしていた。男子生徒がネットで自殺方法を検索したのが3回目の相談の2日後だったことなどから、第三者委は「孤立感を救ってほしいという担任教諭への期待が裏切られたことが、自殺の決行に最も影響を与えた」と結論づけた。

報告書は、学校の行動計画で定められているいじめを認知した際に開く対応委員会が開催されなかった点も指摘。「組織的対応が実行されなかったことが、3回の相談を受けながら最悪の事態を招いた根本的な原因」とした。

報告書を受け取った県教委の池田幸博教育長は「重く受け止めている。危機感を共有することが第一歩だ」と述べた。(加藤あず佐)

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 平成28年12月17日 NHK新潟放送局

先月、新潟市で学校にいじめの相談をしていた高校1年生の男子生徒が自殺した問題を受けて、17日有識者による第三者委員会が新潟県庁で初めて開かれ、生徒がなぜ死に至ったのか解明するため徹底的に調査し、でるだけ迅速に問題点を明らかにする方針を確認しました。
先月、新潟市で、新潟工業高校1年生の男子生徒が列車にはねられて死亡し、自宅からは、同級生から
悪口をいわれるなどのいじめを受け、担任の教師に相談しても解決しなかったなどと記した遺書が見つかりました。
この問題を受けて、17日、有識者による第三者委員会が新潟県庁で初めて開かれ、冒頭、梅野正信会
長が、「ご遺族からの迅速かつ慎重に調査してほしいという意向を受け止めて審議したい」とあいさつしこのあと黙とうが行われました。
審議では、臨床心理士など委員を通常より4人増やし、生徒や教師などの聞き取り調査を徹底的に
行っていじめの実態を把握することや、そのうえで、生徒が自殺に追い込まれた経緯や、学校側の問題点や責任の所在を明らかにする方針を確認しました。
本格的な調査は来年早々にも始め、できるだけ迅速に提言としてまとめるということです。
梅野会長は、「なぜ生徒が死に至ったのか解明するのが私たちの責務だ。しっかりと進めていきたい」
と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035324491.html?t=1482014633250

 

 

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 平成28年12月11日 NHK

先月、新潟市で学校にいじめの相談をしていた高校1年の男子生徒が自殺した問題で、生徒は亡くなる直前に親友に対し、「これから死のうと思う。仲良くしてくれてありがとう」と、LINEでメッセージを送っていたことがわかりました。

先月21日、新潟市の新潟工業高校の1年の男子生徒が、自宅の近くで列車にはねられて死亡し、新潟県教育委員会は、いじめを苦に自殺した可能性が高いと見て調査しています。
男子生徒の40代の父親が10日、NHKの取材に応じ、自宅に残されていた生徒の遺書の内容を明らかに
しました。遺書では担任の教師にいじめの相談をしたものの、解決しなかったことが記され、「本当はもっと生きたかったけど、もう生きていける気がしない」と生徒の悲痛な思いがつづられていました。
父親によりますと、生徒は亡くなる日の前日は、ふだんより明るい様子で、夜の9時半ごろに就寝し、当日の朝、
父親が起きた時には、すでに姿が見えなかったということです。
生徒は午前5時半ごろ、列車にはねられましたが、そのおよそ30分前にLINEで、別の高校に通う親友の生徒
に対し、「これから死のうと思う。お前はもっとちゃんと生きてからこっちに来いよ。仲良くしてくれてありがとう」と、メッセージを送っていたということです。
生徒は10月下旬から3回にわたって、担任の教師にいじめのことを相談していましたが、家族には伝えず、
学校側も家族に連絡していませんでした。
父親はいじめを受けながら、打ち明けることができない子どもたちに対して、「我慢しないで親に言ってほしい。

言えない場合は、態度や行動ででもSOSを送って欲しい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161211/k10010802561000.html

 

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平成28年12月10日朝日新聞 

 新潟市で11月、学校にいじめの相談をしていた市内の県立高校1年の男子生徒が列車にはねられて死亡した問題で、生徒の父親が9日、報道陣の取材に応じた。「生き地獄のような毎日でした」と書かれた生徒の遺書を示し、「元気がないとでも伝えてくれていれば……」と学校の対応に不満をにじませた。

 男子生徒は10月と11月に計3回、「複数の生徒からあだ名をつけて悪口を言われている」と担任に相談していたが、家族には伝えられなかった。高校は県教委にも報告しなかった。

 父親によると、生徒は11月20日、親友と父親と3人でカードゲームの大会に行った。自宅に帰り、午後9時半ごろ、寝る前に「おやすみ」と両親に伝えた。21日朝、父親が6時すぎに起きると、姿がなかった。

生徒は列車にはねられ死亡した。

 生徒の部屋の机には、ノートを切って書かれた遺書が置かれていた。「9月中旬から今に至るまでの平日は生き地獄のような毎日でした」「本当はもっと生きたかったけどもう生きていける気がしません」

 父親は「初めて聞いた内容。家では苦しいそぶりを見せなかった。声に出さなくても態度に出してくれたら」と話した。県教委は今月7日、いじめが自殺につながったとみて、第三者委員会に調査を依頼することを決めた。

 (加藤あず佐)

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平成28年12月6日NHK新潟放送局 

21日、新潟市で列車にはねられて死亡した高校1年生の男子生徒が「いじめ」について学校側に相談し自宅からは「いじめ」をほのめかす遺書のようなメモが見つかったことがわかりました。
新潟県の教育委員会は男子生徒はいじめを苦に自殺した可能性が高いとみて、教職員から聞き取りを
行うなどして調査することにしています。
21日午前5時ごろ新潟市西区のJR越後線の線路内で、新潟市内の県立高校に通う15歳の1年生の
男子生徒が列車にはねられ死亡し警察は現場の状況から男子生徒が自殺したとみています。
この男子生徒は、今月はじめ「校内でいじめられている」と学校側に相談していたほか、自宅からは、
「死にたい」などと書かれたいじめられていたことをほのめかす遺書のようなメモが見つかったことが新潟県教育委員会などへの取材で分かりました。
学校では、22日、全校集会を開いて、男子生徒が死亡したことや、いじめの相談を受けていたことを
生徒に伝えたということです。
県教育委員会は、男子生徒が、いじめを苦に自殺した可能性が高いとみて今後、教職員や生徒から
聞き取りを行うなどして調査することにしています。

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平成28年11月23日 NHK新潟放送局

21日、新潟市で列車にはねられて死亡した高校1年生の男子生徒が「いじめ」について学校側に相談し自宅からは「いじめ」をほのめかす遺書のようなメモが見つかったことがわかりました。 新潟県の教育委員会は男子生徒はいじめを苦に自殺した可能性が高いとみて、教職員から聞き取りを行うなどして調査することにしています。 21日午前5時ごろ新潟市西区のJR越後線の線路内で、新潟市内の県立高校に通う15歳の1年生の男子生徒が列車にはねられ死亡し警察は現場の状況から男子生徒が自殺したとみています。 この男子生徒は、今月はじめ「校内でいじめられている」と学校側に相談していたほか、自宅からは、「死にたい」などと書かれたいじめられていたことをほのめかす遺書のようなメモが見つかったことが新潟県教育委員会などへの取材で分かりました。 学校では、22日、全校集会を開いて、男子生徒が死亡したことや、いじめの相談を受けていたことを生徒に伝えたということです。 県教育委員会は、男子生徒が、いじめを苦に自殺した可能性が高いとみて今後、教職員や生徒から聞き取りを行うなどして調査することにしています。

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