宝塚・中2自殺で再発防止策 市教委「教育一からやり直す」
市教委に担当を設置するほか、各学校にも対策チームを置く。いじめの実態をつかむアンケートを市内で統一した様式にするほか、女子生徒が自殺した毎年12月を「いじめ防止月間」と定め、学校内でいじめについて学ぶ機会をつくるという。
全教職員への研修は既に実施している。ただ、長尾中の傷害事件で逮捕された教諭も8月に研修を受けていたことから、森教育長は「経験を積むと自己流の指導が身についてしまい、研修を人ごとに感じてしまう。参加型の研修をし、自分の学校でも起こりうるんだということを共有することが大事だ」と説明した。
今後、市教委、学校が方針を元に行動計画を策定し、改革の進捗状況を第三者を交えて市総合教育会議などで検証するとしている。(大盛周平)