【9月26日付 共同通信】
鳥取市教育委員会は25日、鳥取市立中の男子生徒が24日夜、校舎内で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で間もなく死亡したと発表した。
関係者によると、男子生徒は1年生で首つり自殺を図ったとみられる。
鳥取県警によると、遺書のようなものは見つかっていないが、何らかの悩みを抱えていたとみて調べている。
市教委によると、24日午後6時50分ごろ、巡回中の女性教諭が男子生徒を発見した。居合わせた教職員が救命措置を施し、病院に救急搬送したが、午後8時ごろ死亡が確認された。
男子生徒はクラスのリーダー的存在だった。運動部に所属し、24日も練習に参加したという。

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【9月26日付 河北新報】
献花台が置いてあった場所を調べる仙台市の区役所職員と地域住民=25日午前9時30分ごろ、仙台市内

自殺した男子生徒が通っていた中学校近くの公園に置かれた献花台=21日午後5時ごろ

昨年9月下旬にいじめを苦に自殺した仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=を追悼しようと、学校近くの公園に設置された献花台が25日朝までに撤去されていたことが分かった。献花台は21日朝までに誰かが設置した。連日、大勢の人が訪れ、花を手向け、手を合わせていた。

◎設置者名乗る匿名ファクス「迷惑考え撤去」
地元住民が25日午前8時半ごろ、花束を雨から守ろうと現地を訪れ、献花台のテーブルと白いクロスなどがなくなっていることに気付いた。24日夜には花束約50束とお菓子やジュースが供えられていたが、花束の一部と男子生徒向けのメッセージや手紙を除き、ほとんどなくなっていた。
公園を管理する仙台市の区役所は21日、献花台の側に「不法占用に当たる」との告知板を設置。
自主撤去の要請に応じない場合、強制撤去する方針を示していた。今回、撤去したのは区役所ではないという。
近所の男性(75)は「子どもの死を悼もうと勇気を持って設置された献花台が突然、撤去された。こんなことは許されない」と話した。
一方、25日朝、「献花台設置者」を名乗る人物から河北新報社に「これ以上、放置すると区役所と遺族に迷惑になるため、撤去した。手紙類は遺族に届けてほしい」という匿名のファクスが届いた。

<仙台いじめ自殺>仙台市献花台撤去方針に文科相が苦言
いじめを苦に自殺した仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=が通っていた学校近くの公園に献花台が設置されたことについて、下村博文文部科学相は25日、「遺族の思いや、冥福を祈りたいと訪れる人たちの心情を受け止める必要がある」との認識を示した。同日朝の閣議後の記者会見で述べた。
献花台は25日朝までに誰かが撤去したが、公園を管理する仙台市は「不法占用に当たる」との告知板を置き、週明けにも強制撤去する方針を示していた。
下村氏は「行政的には不法占拠かもしれないが、人生これからという子どもが自ら命を絶ったことへの哀悼の思いをしっかり受け止める必要がある」と市の方針に苦言を呈した。

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【9月26日付 毎日新聞】
福島県会津若松市内の県立高校で、2年生の女子生徒が校内の女子トイレで首をつって死亡していたことが25日、分かった。県教育委員会などによると、今月19日未明に教員が見つけた。県警は自殺とみている。保護者が「いじめがあったのではないか」と申し出ており、学校側は24、25日に生徒を対象にアンケート調査を実施。24日に在校生、25日に保護者らに状況を説明したという。
県警などによると、女子生徒が18日に帰宅しないため保護者が県警に捜索願を出し、県警が学校に連絡。
教員が校内を見回り、19日午前3時ごろに遺体を発見した。
県教委は「保護者の意向もあり、詳しいことは今は明らかにできない。26日に記者会見する」としている。
【喜浦遊、土江洋範】

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【9月26日付 共同通信】
福島県教育委員会は25日、同県会津地方の県立高校で女子生徒が首をつって自殺しているのが19日に
見つかったと明らかにした。県教委は自殺した原因を詳しく調べている。
県教委などによると、女子生徒は18日に登校したが帰宅しなかったため、保護者が県警に捜索願を出した。
捜索願を受け教員が校内を捜し、19日午前3時ごろ、女子トイレで首をつっている女子生徒を発見した。
発見時は心肺停止状態だったという。
県教委は25日夜、女子生徒の自宅を訪問。生徒の両親から「いじめがあったのではないか」との指摘が
あったという。

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【9月26日付 毎日新聞】
総合教育会議でいじめ対策などについて話し合う越市長(左から2人目)と教育委員ら(7月下旬、大津市で)

改正地方教育行政法が4月に施行され、約60年ぶりに教育委員会制度が見直されて半年近くがたった。
大津市のいじめ自殺問題をきっかけに行われた改革で、教委は変わったのか。各地の現状を追う。
異例の頻度
2011年、いじめを受けていた市立中学2年の男子生徒が自殺し、重要資料を公開しないなど市教委の姿勢が批判を浴びた大津市。新制度で設置が義務づけられた総合教育会議を、ほぼ2週間に1回の頻度で開催している。年に2~3回を予定する自治体が多い中、異例だ。
7月下旬、今年度8回目となる総合教育会議が市役所で開かれた。その約半月前に岩手県矢巾町でいじめ被害を訴えていた中学生が自殺した問題について、教育委員が「校長が報告を受けていなかったというが、言える環境がつくれていなかったことが問題」と指摘。別の委員が「大津市のいじめ対応もまだ完成していない」と市内での対策の必要性を訴えた。越直美市長(40)が「教員1人ではなく、チーム、学校でしっかりと対応してほしい」と述べ、教員だけが抱え込まず、市立学校で組織的な対応を徹底していくことになった。
大津市では、制度改正前から市長と教委の協議の場を独自に設け、昨年度は約20回議論。その積み重ねをもとに、法改正で首長が策定することになった「大綱」を今年7月末に完成させ、いじめ克服や英語教育の強化を掲げた。
越市長は「会議を重ねるごとに、市長対教委という図式ではなく、一人一人が意見を述べ合う形になってきた」と手応えを感じている。

教育長人事難航
一方、新制度で誕生した新「教育長」に、大津市ではまだ移行していない。
これまでの制度では、教育行政の事務局の責任者である教育長(常勤)と、合議制の執行機関である教委の代表者の教育委員長(非常勤)がおり、「2人の『長』がいると、誰が責任者かわかりにくい」と批判があった。
新教育長が就任すると、教育委員長は廃止される。
現在の教育長は、越市長の秘書課長も務めた元市職員の井上佳子さん(54)。昨年3月、前教育長が体調不良を理由に突然辞任、後任人事が難航し、同11月に抜てきされた。教育委員長は桶谷守・京都教育大教授(64)。「教員の経験もあり井上教育長をサポートできる」(市教委幹部)と当面、今年4月時点で教育長が任期途中の場合移行を猶予される経過措置を利用することになった。
桶谷教育委員長は「教育の専門知識と行政経験の両方を持つ常勤の責任者を見つけるのは難しい」と新制度の課題を指摘。その上で、「市長と教委が一体となり教育行政を進めていくことで補っていきたい」と話す。
亡くなった大津市の男子生徒の父親(50)は5月、総合教育会議に招かれ、「教育行政の透明化を図ってほしい」と訴えた。父親はこの約半年を振り返り、「制度ができてもいじめ自殺がなくならず、首長と教委の連携による速やかな対応もできていない。教委は首長に常に情報を明らかにし、首長も何か問題があったときに知らなかったではすまされないと自覚する必要がある」と語った。

首長の意見反映させる仕組み

地方教育行政法の改正で大きく変わった点は、教育委員会で担ってきた教育行政に、首長の意見を反映させるための仕組みができたことだ。教育委員会と首長が教育施策について議論する総合教育会議の義務化のほか、教委を代表するとともに事務局の指揮・監督もする新教育長についても首長が任命する。
ただ、総合教育会議の頻度などは定められておらず、教育行政にどこまで首長が関与するかは裁量に任されている。文部科学省の調査では、6月1日時点で総合教育会議をすでに開いていた自治体は都道府県・政令市の68.7%、区市町村では39.8%。一方で、開催未定とした自治体は全体の21.8%であった。
新教育長についても、任期途中の教育長が辞任して新教育長が就任した自治体もある一方で、経過措置を利用して旧体制のままの自治体もある。同調査では、新教育長が誕生したのは都道府県・政令市で38.8%、区市町村で19.4%だった。

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【9月23日付 毎日新聞】
男子生徒の自殺した問題を受けて仙台市立学校の校長を対象に臨時研修が行われた
=仙台市宮城野区の市教育センターで2015年9月8日午後、山内真弓撮影

◇市教委は校名非公表 誰かが21日朝設置か
仙台市立中学1年の男子生徒が昨年秋、学校でいじめを受けて自殺した問題で、学校近くの公園に、誰かが男子生徒の死を悼むためとみられる献花台を設置した。市教委は「遺族が望んでいない」として学校名を公表せず、学校も生徒や保護者にいじめの事実を明らかにしていない。
複数の地元住民によると、献花台は21日朝に設置されたとみられる。幅約2メートルのテーブルに白いクロスがかけられ、花束や菓子が供えられていた。テーブルの上には「守ってあげられなくてごめんね。
安らかに眠って下さい」「あなたの死をムダにはしないからね」などと、訪れた人らが記したとみられる
書き置きもあった。
市教委は8月に男子生徒の自殺を公表したが、個人が特定される恐れのある情報は明らかにせず、在籍していた学校でも、いじめの関係生徒以外には「家の都合で転校した」と説明していた。
娘が男子生徒と同級生だったという地元の男性(51)は22日午前、献花に訪れた。「学校では彼が死んだことさえ『無かったこと』にされ、手を合わせる機会も、哀悼する場所もない。誰かが人間として当然のことをしてくれた」と話した。
一方、住民には「子どもの動揺を誘う」と献花台設置を疑問視する声もあるという。地元区役所の公園課は21日昼、住民の通報を受け、献花台そばに撤去を求める看板を置いた。担当者は「許可なく公共スペースに設置され、都市公園法に違反している。自主的な撤去をお願いしたい」と話している。
【伊藤直孝】

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【9月23日付 河北新報】
献花台に手を合わせ、男子生徒の死を悼む地元住民=22日午後0時30分ごろ

仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年9月下旬、いじめを苦に自殺した問題で、男子生徒の父親が22日、献花台が設置された中学校近くの公園を訪れ、周辺で1人静かに手を合わせた。
午前9時すぎ、人目を避けるように公園が見渡せる位置に立ち止まり、献花台に向かって静かに祈った。
午後には関係者を通じて供物もささげた。
父親は河北新報社の取材に「(献花台の設置を)ありがたく感じ、駆け付けた。一周忌を前に皆さまに手を合わせてもらい、息子も幸せだと思う」と話した。
献花台の設置者は不明。近所の男性(63)が21日午前、置かれているのを見つけた。22日も花束や
菓子などを手に住民が次々に訪れ、冥福を祈る姿が見られた。
夫婦で献花した近所の男性(65)は「今もきちんと事実を公表しない市教委や学校は、いじめ自殺をなかったことにしようとしているのではないか。地元住民として、亡くなった男子生徒を悼みたい」と語った。
献花台について公園を管理する区役所の担当課は21日、「不法占有に当たる」として、撤去を求める
張り紙を近くに掲げた。設置者が片付けない場合、週明けにも強制撤去するという。

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【9月21日付 河北新報】
全ての仙台市立学校を対象にした緊急調査結果が報告された市いじめ問題対策連絡協議会。
いじめ認知後の対処が問われている=10日、仙台市役所上杉分庁舎

◎(上)情報共有
仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=がいじめを苦に自殺した問題では、男子生徒のSOSを
くみ取れず、組織的な対応に至らなかった学校の課題が浮き彫りになった。教育現場はいじめ防止に
どう取り組み、解決にはどんな壁があるのか。宮城県内外の教師たちに学校の実情を聞いた。
(仙台・中1いじめ自殺問題取材班)

<人事評価で萎縮>
男子生徒の自殺を調査した第三者委員会は、生徒が通っていた中学校内の情報共有や連携の
不十分さを指摘した。いじめの対応が担任ら一部教員にとどまり、学校を挙げての指導には結び
つかなかった。
「情報共有が図られるかどうかは、職員室の雰囲気や人間関係が大きい」
学校の現状をこう話すのは仙台市内の中学校の男性教諭(59)。管理職の中には、いじめの情報を
伝えても「担任の指導不足だ」と取り合おうとしない人もいるという。「人事評価を気にして、言うのを
やめておこうと萎縮することはあるだろう」と語る。
教諭によると、同じ学年の教師間では情報交換を密にしても、学年が異なるとおろそかになる
「学年セクト」も存在するという。
宮城県内の40代の女性講師は「報告しても無駄という雰囲気が強く、担任が1人で抱え込んでしまう」
と憂う。いじめを認知したら学年主任に報告するルールが勤務先の中学校にはあるが「傷害や暴行など
学校保険の対象となる事案でないと、校長や教頭には伝わらない。報告するようないじめがあれば(担任
らは)翌年、高い確率で転勤になる」と話す。

<抱え込む担任も>
岩手県矢巾町では7月、いじめを受けていた中学2年の男子生徒(13)が自殺した。
同県の中学校に勤める女性教諭によると、男子生徒の自殺以降、いじめ対応について情報共有を
心掛ける動きが広がっている。「なかなか言い出せない若手や、問題を抱えた生徒を任せられて多忙な
ベテランがおり、簡単なことではない。しっかり話ができる人間関係が重要だ」と風通しの良い職場づくり
の大切さを指摘する。
宮城県内の60代の元小学校長も「全職員と保護者、教育委員会の情報共有が何より大切だ」と強調。
「あるいじめ事案を担任が大したことないと判断しても、他の教師はそう思わない場合もある。担任が
1人で抱え込んでしまうところに落とし穴がある」と訴える。
仙台市教委は今回の問題を受け、いじめに組織的な対応をするよう全市立学校に指示した。12歳の
少年の悲劇を二度と繰り返さないためにも、情報共有を出発点にして学級や学年、立場の枠を超えた
「学校力」の結集が求められている。

いじめ問題へのご意見をお寄せください。宛先は河北新報社報道部「仙台・中1いじめ自殺問題」取材班。
ファクスは022(224)7947。メールアドレスはhoudou@po.kahoku.co.jp

<教師といじめ>多忙な教師、余裕なく

◎苦悩する教育現場/(下)疲弊

<家庭ないがしろ>
仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=がいじめを苦に自殺した問題をめぐり、市教委の第三者
委員会は報告書で学校対応の問題点を挙げる一方、当時の状況についてこう言及した。
「男子生徒の件以上に注意を要する生徒間トラブルがあった」
「教職員が置かれる多忙の中では優先順位を付けて対応することはやむを得ない面がある」
教師たちが、授業や部活動と並行して生徒指導に追われていた様子がうかがえる。
市教委の内部資料によると、2014年度に市立学校の教職員が勤務時間外に在校した時間は月平均で
小学校37時間、中学校67時間、高校46時間。いずれも増加傾向にあり、中学は突出して多い。
市内の中学校で学年主任を務める男性教諭(56)は「試験問題の作成や採点、評価を勤務時間内にする
余裕はなく、自宅に持ち込む。土日の休みは顧問を務める部活でつぶれる。家庭は正直ないがしろだ」と
こぼす。不登校の生徒も多いといい、「生徒や保護者への個別対応に膨大なエネルギーを使う」と打ち明ける。
市内の別の中学校の男性教諭(59)は「生徒指導が優先され、授業が軽んじられている」と自嘲気味に話す。
「時間的、精神的余裕をなくしている教師が生徒を追い詰めていないか心配だ」と顔を曇らせた。

<心の病 57人休職>
教育現場の疲弊は、病気休職した教職員数に表れている。14年度は市立小中学校と高校で計168人が
病休に入り、うち57人は心の病が原因だった。
小学校長の経験がある市内の60代男性は「いじめをめぐり、保護者からの苦情などを気に病む教師は
少なくない。(病休で)一人が倒れると他の教師にしわ寄せが及ぶ」と語り、多忙と疲弊の悪循環を指摘する。
事態の改善に向け、校長と教育委員会の奮起を促すのは市内の公立高校の男性校長。「校長に責任を取る
姿勢がなければ教頭以下の先生は混乱する。教委も命令するだけで責任を取ろうとしない。校長と教委の
責任の所在と範囲が明確になっていない」と言う。
今回の自殺では、遺族の意向を踏まえた市教委の判断で学校名などが非公表のままとなっている。前出の
男性教諭(56)は「当該校の教師は生徒にきちんと説明したいはずだ。その責任を果たせず、苦しんでいると思う」
とおもんぱかった。

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【9月21日付 河北新報】
自殺した男子生徒が通っていた中学校近くの公園に置かれた献花台=21日午後5時ごろ、仙台市内

仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年9月下旬、いじめを苦に自殺した問題で、男子生徒が
通っていた中学校近くの公園に21日までに献花台が置かれた。設置者は不明だが、台上には追悼の花束が
手向けられていた。
献花台には花束やお菓子、ノートなどが置かれている。ノートには「守ってあげられなくごめんね」「安らかにねむってください」など、自殺した男子生徒に向けたとみられるメッセージが書かれている。
近所の男性(63)は21日午前8時半ごろに献花台があるのを確認した。関連ははっきりしないが、インターネット上の掲示板に同日早朝、「献花台を設置した」との匿名の書き込みがあった。献花台の設置を受け、公園を管理する市区役所の担当課は同日、不法占有に当たるとして、台のそばに撤去を求める張り紙を掲げた。

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平成27年9月20日 中国新聞

教員指導きっかけの子どもの自殺
「指導死」考えるシンポ

中区で30人参加 東広島の遺族報告

教員の指導をきっかけにした子どもの自殺「指導死」について考えるシンポジウムが19日、広島市中区の広島弁護士会館であった。
東広島市の遺族たち8人がマイクを握り、再発防止を訴えた。
主催した「『指導死』親の会」(東京)の大貫隆志代表世話人(58)は、平成以降に報道されただけで全国59件の指導死があると言及。精神的に追い詰める
言葉や重すぎる罰則、複数による長時間の指導などの問題を指摘し2012年に教員4人から指導を受けた直後に白殺した東広島市の市立中2年の男子生
徒=当時(14)=の両親もマイクを握った。父親(46)は「教員の指導は異常だった。死に追い詰めるケースが実際に起こっていることを知って」と訴えた。
両親が6月、市などを相手取り提訴に踏み切ったことを受け、同会が県内で初めて開いた。約30人が参加した。
2015年9月20日(森岡恭子)

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