平成29年7月7日河北新報
<仙台中学生自殺>他の生徒にも体罰の可能性
仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が教諭2人から体罰を受けた上、いじめを訴えて自殺した問題で、他の生徒も同校などで体罰を受けた可能性が高いことが6日、市と市教委が全校生徒258人に実施したアンケートで分かった。
アンケートには173人(67%)が回答。うち20人が自分が体罰を受けたり、他の生徒が受けるのを見聞きしたりした経験があると答えた。男子生徒に体罰をした50代の男性教諭が「プリントがないとの理由で同級生の頭をたたいた」という回答が複数あった。
20人中12人は折立中での経験を、残る8人は小学生時代の経験を申告した。
男子生徒への体罰は、小中学校を通じて27人が見聞きしたと回答した。50代の女性教諭が男子生徒の口に粘着テープを貼ったとされる体罰には8人が言及し、うち5人は「セロハンテープだった」と記述した。